Re-FRAME

本や映画、歴史、旅、社会のありようを感じたままに。

随筆

トリビュート・鳥山明

映画『SAND LAND』上映のニュースが飛び込んだとき、私はふと思った。「鳥山明版の『火の鳥』が見てみたい」と。ここで言う『火の鳥』とは手塚治虫原作作品を鳥山明にリメイクしてほしいという意味ではない。手塚治虫がライフワークとした『火の鳥』に当たる…

仕事には貴賤があるから平等を叫ぼう

仕事に貴賤を感じてしまう自分が嫌だった。だが、結論から言うと貴賤はある。その貴賤を認めた上で「仕事は平等である」ということをここでは書きたい。「仕事には貴賤がある」ことを否定したいがために、「貴賤がない」と声高に叫ぶこと自体、もう既に「貴…

歳を経て本が益々愛おしい

思えば人生の諸先輩方はよくおっしゃっていた。「本の主人公になれば自分とは違う人生を歩むことができる」「本には人類の叡智がつまっている」など。私の場合、それらの言葉の意味は理解できるものの、どうもピンと来なかった。少し大げさな感じがしていた…